成年後見の身上監護とは
お世話になっております。
成年後見人は、どんな仕事ができるのかとご質問を受けることがあります。
成年後見人の仕事はざっくりと「財産管理」と「身上監護」の2つに分けることができます。
一般的には財産管理のイメージが強い成年後見ですが、後見人に選任されると財産管理だけでなく身上監護も行うようになります。
身上保護とは、成年被後見人の生活全般の状況に配慮して法律行為を行うことをいいます。
こう言われても分かり辛いと思いますが、成年被後見人さんの暮らしを維持するため、成年後見人が生活・医療・介護などの契約手続きを代わりに行ったりすることを指します。
具体的には次の通り
①居住に関して
賃貸契約の締結・解除・変更や、持ち家であれば、固定資産税などの支払・増改築の契約など
②医療に関して
医療に関する契約の締結や入院費用の支払いなど
※ただし成年後見人は医療行為の同意はできません。
③介護に関して
介護保険の認定申請や介護サービスの契約締結など
④施設の契約に関して
施設へ入退所する際の契約締結や費用の支払いなど
上記のような行為は一例にすぎませんが、これらの行為を本人の意思を尊重して行っていく必要があります。
成年後見制度の利用を検討している方、または、成年後見人になろうとしている方は、財産管理だけでなく身上監護についてきちんと理解しておく必要があります。
もし、分からないことがありましたら、是非弊所にご相談ください!
今回はこのへんで。
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