特定行政書士考査の振り返り

お世話になっております。
10月19日に行われた特定行政書士の考査から、ちょうど1週間が経ちました。
少し落ち着いてきたところで、振り返ってみたいと思います👀
特定行政書士とは?
「特定行政書士」とは、行政不服審査法に基づく行政不服審査手続きの代理権を有する行政書士のことをいいます。
通常の行政書士業務に加えて、行政庁に対する不服申立て(審査請求)の代理ができるようになる資格です。
特定行政書士法定研修の内容
- 受講料:8万円(テキスト代含む)
- 講義時間:約18時間(VOD方式)
- 受講期間:令和7年8月1日~令和7年9月15日
カリキュラム内容
- 行政法総論(1時間)
- 行政手続制度概説(1時間)
- 行政手続法の論点(2時間)
- 行政不服審査制度概説(2時間)
- 行政不服審査法の論点(2時間)
- 行政事件訴訟法の論点(2時間)
- 要件事実・事実認定論(4時間)
- 特定行政書士の倫理(2時間)
- 総まとめ(2時間)
考査
- 日時:令和7年10月19日(日)14時~16時
- 形式:マークシート式(30問択一)
- 合格基準:例年6割程度(正確な点数は非公表)
公式では「おおよそ6割」とのみ発表されていますが、実際の合格点は非公表で、受験者には点数通知もありません。
そのため、ネット上の自己採点情報をもとに推測するしかなく、報告を見る限り 18~22点 の範囲で合格報告が多いようです。
ただ、令和2年には「21点で不合格だった」という声もあり、足切り18点、合格確実ライン21点といわれつつも、実際は年ごとに変動しているようです😵
今年は行政書士法改正により受験者数が増えたため、合格率を一定に保つために問題がやや難化した印象を受けました。
特に受験生の間で話題になっているのが 個数問題の多さ。
例年1~2問だったのに対して、今年はなんと6問も出題。
- 行政手続法から2問
- 要件事実から1問
- 特定行政書士の業務範囲・倫理から3問
最後の得点源である3問を個数問題にするとは……正直、難しかったです😵
勉強時間は正確に計っていませんが、
9月後半以降の金曜・土曜の夜のみの勉強で、約10日間。
1回あたり1~2時間、最後の土曜日だけは8時間ほど集中したので、合計で30時間程度だったと思います。
ちなみに、法定研修(VOD18時間)は正直流し見でした😅
送られてきたテキストもあまり開かず、主に使用したのは 行政書士試験のときの行政法テキストと過去問のみです。
試験範囲は「行政不服審査法・行政手続法・行政事件訴訟法」なのですが、確認を怠ってしまい、
行政代執行法、地方自治法、国家賠償法まで勉強していました\(^o^)/
とはいえ、周辺知識を押さえておくと、ひっかけ問題に強くなる気がします。
特に行政代執行法の条文を読んでいたのは無駄ではなかったかも。
(さすがに国家賠償法は不要でしたが😅)
行政法が約20問出題されるので、行政法で15~18問を確実に取り、民事訴訟・要件事実で1~2問、特定行政書士の業務範囲・倫理を全問取れれば合格ラインには届くと思います。
合格発表は 11月中旬頃、行政書士会のホームページで公開予定とのこと。
不安!
今回はこのへんで。
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