自分の死後、コレクションはどうなる?

コレクション

お世話になっております。

私は趣味で鉱物を集めているのですが、私だけではなく多くの人が多かれ少なかれ何かコレクションしている物があるのではないでしょうか?

本やフィギュア、切手・・・など集めている物は様々でしょうが、自分の死後これらのコレクションが相続人にどのように処分されるのか不安に感じたことは無いでしょうか、今回はそんなコレクションを守る方法についてご紹介。

 

漫画専門の大手古本店である「まんだらけ」がコレクター向けに展開している「生前見積」と言うサービスが興味深かったので最初にご説明。

目次

生前見積とは

「まんだらけ」で扱っている商品(漫画や鉄道関連、人形など)が対象にはなりますが、生前にコレクションの整理を考えている方を対象に見積査定をして、死後に本人の希望に沿ったかたちでコレクションを引き継ぐといったサービスのようです。

 

私もそうですが、本人が必死になって集めていても、同じ趣味を持った人以外には邪魔でしかない「不要な物」として扱われてしまいます。
コレクションなんて価値がわからなければ家族からしたら迷惑でしかないので仕方がありません。
このサービスを利用すれば、高価・貴重なコレクションが価値を理解していない家族に捨てられてしまったり、二束三文で買たたかれてしまうこともありません。
これからの時代を見据えた、良いサービスだと思います。(今までもあったのかもしれませんが…)

我々行政書士もコレクションを守るために何かできないか??

上記で紹介した「生前見積」は取り扱いしている商品が決まっています、しかし、人のコレクションは十人十色、私の鉱物についても残念ながら対象外となります。
私も行政書士の端くれと言うことで、行政書士業務の範囲で我がコレクションを守れないか少し考えてみました。

遺言によりコレクションを守る方法

死後に自分の意思を伝える手段と言えばやっぱり遺言、予め行政書士とコレクションの行く末について打ち合わせをしておき遺言書に残せば、ぞんざいに扱われるリスクも大幅に減らすことができると思います。

さらにリスクヘッジをするなら、遺言執行者も遺言書作成を依頼した行政書士にしてしまえば、まともな行政書士ならば本人の意思をできるだけ尊重してくれると思います。

死後事務委任契約によりコレクションを守る方法

死後事務委任契約は亡くなった方のために、自分の死を条件に効果が発生する契約で、亡くなった方のために様々な手続きを委任することができます。
こちらは遺言と違い「契約」なので、その内容は原則として自由に決めることができます。
死後事務委任契約も行政書士に依頼する事ができ、家族や友達に依頼するよりも安全かもしれません。

エンディングノートも効果あり?

生前整理と一緒にエンディングノートを準備しておくのも一つの手だと思います。
ただ、あくまでこちらは日記に近いものなので、書いていても誰かが見る確証があるわけでも、文言の内容を守らなければならない訳でもありません。内容は正確にして、信頼できる人に託す必要があります。

参考記事:エンディングノートってなに?

まとめ

いかがでしたでしょうか?

コレクションなんて自分が生きていても家族に捨てられる恐怖と隣り合わせなのに、自分の死後なんて考えたくもありません。

思い出深い物・貴重(希少)な物・高価な物など遺産は現金や不動産だけとは限りません、相続人に負担をかけないように事前に対策しておいた方が良いかもしれません。

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