行政書士とは??

行政書士について必ず聞かれるのは「司法書士とどうちがうの?」ということです。
感覚的には法律や不動産関係以外の仕事の方にはほぼ確実に聞かれます。
多くの方からすれば法律といえば「弁護士!」 書士といえば「司法書士!」 お金といえば「税理士!」
あとは「その他!!」に分類されるくらいではないでしょうか。
そんなマイナーな資格である我々行政書士について少しだけ理解を深めていただければ幸いです。
まず「士業」について
○○士のように最後に「士」が付く資格はたくさんありますが、その中でも8つの士業(弁護士、司法書士、土地家屋調査士、税理士、社会保険労務士、弁理士、海事代理士、行政書士)は特に専門性の高い資格として「8士業」と呼ばれます。
行政書士の業務は?
名だたる資格に囲まれ肩身が狭い行政書士ですが、取り扱うことができる仕事は10000種類を超え、8つの中で最も取扱業務が多い資格とのことです。
弁護士であれば裁判、司法書士であれば登記、税理士であれば税金といった代表的な業務がある一方行政書士にはなく、ほかの8士業が独占としているもの以外を扱います。
そのなかでも、主な仕事は以下の3つ
①役所に提出する書類を作成・申請
②契約書や協議書を作成、議事録や会計帳簿などの事実証明に関する書類の作成
③その他(成年後見や裁判外紛争手続き)
行政書士の意義は??
行政書士は役所に申請をすることだけが仕事ではありません。
弁護士が紛争解決の専門家であるとするならば、行政書士は予防法務の専門家と言えます。
行政書士は、紛争が発生してしまった法律事務に関しましては、弁護士法72条によりその業務が制限されているのでお力になれることは少ないのですが、予防法務の分野では紛争そのものを生じさせない、又は生じさせにくくすることで損害を未然に防ぐ、又は軽減しようとするものです。
契約書や内容証明、協議書など紛争が起こらないよう当事者同士で取り決めを文書にしておく、「紛争を未然に防ぐ」そのお手伝いをするという点において非常に意義があることだと思います。
行政書士はマイナーな資格と言われますが、《そもそも”裁判”のような表舞台に出なくて済むようにする》ことが重要な仕事であり、ある意味マイナーなことは当然なのかもしれません。
少しまじめな内容にしすぎてしまいました。恥ずかしいのでこれにて失礼。
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