車庫証明の「申請」と「届出」の違い

申請書

 

お世話になっております。

車庫証明の手続きを警察署に提出する際には、大きく分けて 「申請」「届出」 の2種類があります。
では、この二つはどう違うのでしょうか?順番に解説していきます。


目次

1. 車庫証明の「申請」とは?

「申請」とは、主に 普通自動車 を対象とした手続きです。
具体的には、以下の場合に必要になります。

  • 普通自動車を新しく購入したとき(新車・中古車どちらも対象)

  • 自動車の所有者が変わったとき

  • 住所や会社の所在地など、登録内容に変更があったとき

要するに、車の登録情報に何かしら大きな変更がある場合には15日以内に「申請」を行わなければなりません。


2. 車庫証明の「届出」とは?

一方で「届出」は、主に 軽自動車 の場合や、特定の条件下で行います。

届出が必要になる例は以下の通りです。

  • 軽自動車を購入したとき(新車・中古車どちらも)

  • 普通自動車でも、住所の変更はなく車庫の場所だけが変わった場合

  • 車庫証明の手続きが不要な地域(適用除外地)から、手続きが必要な地域に引っ越した場合

つまり、軽自動車の車庫証明と普通車・軽自動車の使用の本拠の位置は変わらないが、保管場所の位置のみ変更となる届出です。

軽自動車の車庫証明が必要な地域

軽自動車は人口10万人以上の都市については車庫証明の届出が原則として必要となります。
ただ、地域ごとに取扱いが異なりますので、軽自動車を購入する際には事前に管轄の警察署HPで確認をするようにしましょう。

三重県・桑名市(旧桑名郡多度町・長島町を除く)
・四日市市(旧三重郡楠町を除く)
・鈴鹿市
・津市(旧久居市・安芸郡河芸町・芸濃町・安濃町・美里村・一志郡白山町・美杉村・一志町・香良洲町を除く)
・松阪市(旧飯南郡飯南町・飯高町、一志郡嬉野町・三雲町を除く)
・伊勢市(旧度会郡小俣町・二見町・御薗村を除く)

 

私が事務所を構える伊賀市や隣の名張市は軽自動車の車庫証明は不要です

 


3. まとめ

簡単に整理するとこうなります。

手続き対象主なケース
申請普通自動車新車・中古車購入、所有者変更、住所変更など
届出軽自動車・普通自動車(例外)軽自動車購入、車庫の場所だけ変更、適用除外地から適用地へ引越し

ざっくり言えば、軽自動車は「届出」、普通自動車は基本「申請」という覚え方でOKです。例外もあるので注意してください。


 

車庫証明の手続きは、書類の種類やケースによって違いがあります。
届出と申請では書式も微妙に違い、たまに申請なのに届出の書式で用意してくれる事業者さんもいらっしゃいますのでお気を付けください。

ご不明点がある場合は是非ご相談ください。

今回はこのへんで。

 

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