最近話題の相続登記の義務化とは?

相続登記義務化

お世話になっております。

最近ニュースなどで話題になっている相続登記の義務化について。

相続登記は今のところ、「いつまでにしないといけない」と決められた期限はありません。

しかし、相続による名義変更をせずに放置していた場合、不動産を売却したいときに手間や費用が余計にかかってしまったり、相続人の間で揉め事に発展してしまったりと、面倒なことになりかねないので、先延ばしにせず、早めにやりましょう!と言うのが今までの状況だったのですが、不動産の登記には費用がかかりますから、義務ではないなら登記しなくてもいいと思ってしまう人も多かったようです。

現在、所有者不明の土地は、相続時に登記が変更されないなどの理由で生じており、国土交通省のHPによると国土の20%に上るとのこと。

20%!!?

この深刻な状況を受けて「改正不動産登記法」と「改正民法」「新法の相続土地国庫帰属法」が、21日の参院本会議で全会一致により可決、成立しました。

内容としては以下の通りです。
①相続で不動産取得を知った日から3年以内に手続きを登記・名義変更をしないと10万円以下の過料の対象
②住所変更した場合も不動産登記が義務化され、2年以内に手続きをしなければ5万円以下の過料の対象

改正法が施行されるのは2023年度からの見通しです。


行政書士は相続登記をする事はできませんが、これから相続に関わっていくにあたって大きな改正の一つですね。

今回はこのへんで。

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