読点について

文書

お世話になっております。

ちょっと前のニュースになりますが、「2022年4月11日から裁判官の申し合わせにより、判決を作成する際、原則として読点は「、」を用いることとした」と報じられていました。

判例などで原文を読むと、読点が「、」ではなく「,」が使われていることに違和感を覚えている方も多いのではないでしょうか。


これは、公用文のルールを統一するために1952年(昭和27年)4月4日に「公用文作成の要領」という内閣の通達が各省庁へ発出され、その中に句読点について、「、」ではなく「,」と「。」を使用とあり、以後ルールが徹底された結果となります。


約70年ものあいだこのルールに乗っ取って「,」が使われてきたわけですが、今年1月に文化審議会が取りまとめた公用文作成の考え方において、読点は原則として「、」を用いるとされ、多くの方が言抱いていた違和感がようやく解消されることになりました。


そして、この公用文作成の考え方の内容をうけて、今年4月12日以降の判決では、読点に「、」を使うようになりました。


司法のトップオブトップである最高裁が「、」を使うということは、少なくとも法律文書関係については今後「、」がスタンダードになるということだと思います。

ちなみに各省庁のホームページ等で「,」なんてほとんど見かけることがないので、裁判所が使うのをやめたら完全に移行するんじゃない?と思うんですがどうなんでしょう。


個人的にはホントにどうでもいい変更ですが、裁判所が我々庶民の感覚に少しだけ寄り添ってくれたということでしょうか🙌ヨカッタヨカッタ


今回はこのへんで,

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