永住許可の「身元保証人」とは?

契約

 

お世話になっております

今日は、以前ご依頼を受けた方からこんなご相談がありました「以前、永住許可の申請で身元保証人になったんですが、辞めることってできますか?」

保証人と聞くと、どうしても借金の連帯保証人などが連想されますが、永住許可申請における身元保証人とはどういったものなのか、その役割や責任についてご説明させていただきます🤗

 

目次

◆ 身元保証人って何をする人?

永住許可申請の際に提出する「身元保証書」。これは、申請者が日本で安定した生活を送るにあたって、問題を起こさないように支援する人がいることを示すための書類です。

ただし、「保証」とは言っても、法的な連帯責任や金銭的な負担を負うものではありません。
身元保証人が「何かあったら支払わなければならない」といった法律的義務を負うわけではないので、その点はご安心ください。

 

■ どうして保証人が必要なの?

日本政府としては、永住を許可するにあたり、「この人は信頼できる」という第三者からの“お墨付き”を得たいのです🥺

そのため、申請者が日本社会で問題なく生活していけるかどうかの判断材料として、身元保証人の存在がプラス評価になります。

 

◆身元保証人の責任とペナルティについて

・法的な強制力はない

民法上の連帯保証人のような**法的責任(債務履行義務など)**はありません。仮に身元保証人が支援できなくなっても、刑罰や罰金などの法的ペナルティは発生しません


・社会的信用に影響する場合も

とはいえ、保証内容を履行できない場合、今後他人の永住申請の保証人になれないなど、社会的信用の低下というリスクがあります。また、虚偽記載があった場合は刑事責任を問われることもあります。

 

■ どんな人が保証人になれる?

次のような条件を満たしている人が望ましいとされています:

  • 日本人または永住者

  • 安定した収入がある

  • 申請者と信頼関係のある人(家族・職場の上司・友人など)

「親族じゃなきゃダメ?」というご相談もありますが、親族である必要はありません。ただし、まったく関係のない人では難しいですし、「申請者にしっかり関与している」と説明できる関係が求められます。

 

◆一度引き受けた保証人は辞められる?

さて、冒頭のご相談に戻ります。

「保証人を辞めたい」との申し出は、実は珍しい話ではありません。
しかし、永住許可申請で提出された身元保証書は、申請時点での信用資料として扱われるため、後から「やっぱり辞めたい」と申し出ても、それを取り消す制度は存在しません。

理由はシンプルで、申請はあくまで「書類を提出した時点」での判断材料に基づいて審査されるからです。
つまり、審査が進行している中や、審査が終わった後に「保証人を辞めたい」と言っても、それが法的に反映される仕組みはありません。

 


■ まとめ

項目内容
保証人の役割永住者の生活を形式的に保証する(法的責任なし)
条件日本人または永住者、安定収入、信頼関係あり
保証人不在の場合不利になるが代替手段あり
辞められるか一度引き受けたら原則辞退不可

 

よくある質問(FAQ)

Q. 身元保証人がいないと永住申請はできませんか?
A. 基本的には必要です。ただし特殊な事情がある場合は、相談のうえ入管と調整が必要です。

Q. 保証人の年収が300万円未満でも大丈夫?
A. 原則として難しくなります。代わりに資産がある場合は相談可能です。

Q. 申請人と保証人が同居していても大丈夫?
A. 問題ありません。同居の配偶者が保証人となることもよくあります。

 

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