車庫証明の車庫飛ばしとは?

お世話になっております。
ディーラーの担当者さんからよく車庫証明についての相談を受けますが、納期を急ぐせいで、車庫証明をなんとか回避できないか?とか本来であれば車庫証明を取ることができないところだけど、無理やり登録方法は無いか?とかいろいろ持ちかけられます😫
今回は「車庫飛ばし」について、車の所有者・事業者の方が知っておくべき違法性やリスク、正しい対応方法をわかりやすく解説します。
目次
車庫飛ばしとは?──基本の定義と仕組み
車庫飛ばしとは、車庫証明(正式名称:自動車保管場所証明書)を取得する際に、実際に車を保管している場所ではない場所を保管場所として申請・登録する行為を指します。たとえば、自宅付近に適切な駐車場所がないのに、遠方の空き地や他人の土地を保管場所として虚偽申告して車庫証明を取得するケースが典型です。
車庫証明は普通自動車の新規登録や住所変更で必要になる重要な書類であり、申請時には「使用承諾書」や「自認書」など保管場所の使用権を示す書類が求められます。これらを偽る行為が車庫飛ばしです。
なぜ車庫飛ばしが行われるのか──主な原因と事例
車庫飛ばしが発生する背景にはいくつかの事情があります。
駐車スペース不足:都市部では自宅から2km以内に駐車場を確保できないため。
引っ越し・単身赴任:実際の保管場所が遠方にあるのに手続きをしていない場合。
事業用車両の管理上の都合:複数台を抱える事業者が実際の保管場所を偽るケース。
販売上の便宜:販売業者が販売を成立させるために顧客に虚偽申請を勧める事例。
短期的には手続を通すことができるため選ばれることがありますが、発覚時の影響は大きいです。
法的な観点──どの法律に抵触するのか
車庫飛ばしに関わる主な法令は次の通りです。
自動車の保管場所の確保等に関する法律(通称:車庫法)
虚偽申請や届出義務違反に対して罰則が定められています。
刑法(虚偽記載等の適用が想定される場合)
故意に公的文書に虚偽記載をした場合、重い刑事責任が問われる可能性があります。
制度の目的は路上駐車防止や交通安全確保にあり、虚偽申請はこれらの趣旨を損なうため厳格に扱われます。
罰則と行政処分──どれくらい厳しいのか
行為の内容や故意性の有無で適用される処罰は変わりますが、概況としては以下のような可能性があります。
車庫法違反に伴う罰金(例:数万円〜数十万円程度)
道路を車庫代わりにした場合の罰則(懲役や罰金の可能性)
刑法に基づく処罰(故意性が認められた場合、より重い刑事罰)
保険金支払いの拒否、車検証の訂正・再登録や業務に対する行政処分(事業者の場合)
また、発覚すれば社会的信用の失墜や取引先対応の悪化といった二次的被害も大きいです。
発覚するケース──どのようにバレるのか
実際に発覚する典型的な場面は次の通りです。
交通取り締まりや職務質問で車検証の保管場所と実際の居場所が一致しない場合
近隣住民からの通報に基づく現地調査
事故や保険請求の際に保管場所がチェックされ、虚偽が判明する場合
警察が実地確認を行えば虚偽は比較的容易に判明します。
車庫飛ばしを避けるための正しい対応
違法リスクを避けるために実務的な対処法を示します。
保管場所の確保を最優先にする
自宅から2km以内の月極駐車場や一時利用できるスペースを探す。
必要書類を正しく揃える
使用承諾書、所在図、配置図などを用意する。
引っ越しや保管場所変更時の届出を忘れない
変更が生じたら所定期間内に届出する。
代替案の活用を検討する
シェアパーキングや屋内保管サービスを利用する。
面倒なら専門家に依頼する
行政書士に代理申請を依頼すると、適法かつスムーズに手続きが進む。
事業者向けの注意点
事業で複数車両を管理する場合、組織的に車庫飛ばしを行うと個人以上に重い処分や信用失墜につながります。駐車場の契約関係や使用実態はきちんと記録・保存しておくことが重要です。
まとめ:安全に、正しく手続きを行いましょう
車庫飛ばしは一見手軽な「抜け道」に見えるかもしれませんが、発覚時の法的・経済的・社会的コストは非常に大きいです。正しい保管場所の確保と適切な届出が最善の対応です。手続に不安がある方はお気軽にご相談ください。
今回はこのへんで
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