カツラは火葬できます

お世話になっております。
相続関係について調べていたら、火葬の際の副葬品について「カツラは火葬できない!」と言う記事を見つけました、しかも一つや二つではなく「カツラ 火葬」で検索すると「火葬でカツラを焼くのは禁止」という内容のものが次から次へと出てきます。
このカツラ火葬禁止を流布している人たちの言い分によると、カツラは塩化ビニールで出来ていて、燃やすことにより毒性の高いダイオキシンを発生させてしまうため燃やしてはいけないとしているとの事です。
これは悪質なデマです!!
では何故デマと言えるのか、まずダイオキシンですが
ダイオキシンは塩素源と炭素源が約250℃~400℃の不完全燃焼することによって発生し、800℃以上の高温だと分解して無害になります。なのでごみ処理施設では800℃以上に保つようになっています。
そして火葬炉内の温度はは約1000℃、つまりダイオキシンが発生しにくい環境となります。
そもそも、カツラを燃やした程度のダイオキシンを気にしていたら化繊着物もダメって事になります。
ちなみに禁止どころか、葬儀用のウィッグも用意されています。
一応近くの火葬上に確認してみたら、燃えにくい物(金属やガラス)とペースメーカー(爆発する)は火葬することができないので気を付けてほしいですが、カツラに告知義務はないとのことでした(当然です)。
まとめ
カツラは火葬できないなんてデマ、いったい誰が言い出したのでしょうか?
故人の秘密を暴く墓荒らしにも等しい行為、こんな酷い嘘を信じて故人からカツラを剥ぎ取らないように注意してください。
今回はこのへんで。