今日は「いい遺言の日」
お世話になっております。
今日11月15日は11「いい」・15「いごん」という語呂合わせから「いい遺言の日」です。
皆さんご存じの通り「遺言」は、遺言を残した人が亡くなった後に、自分の考え・想いを残したり、財産の分割について揉めないようにするための書類です。
この遺言と文字は「ゆいごん」と読むのが一般的ですが、「いい遺言(いごん)の日」のように遺言と書いて「いごん」と呼ぶ場合があることをご存じでしょうか?
結論から言うと、「いごん」と読んでも「ゆいごん」と読んでも間違いではありませんが、微妙に使い分けをしている言葉でもあるので、今日はそんな豆知識をご紹介。
目次
ゆいごんの遺言
「ゆいごん」は広く一般に使われるように、遺言書のような形式や内容を問わず、法的な効力があってもなくても故人が自らの死後のために遺した言葉や文章のすべてが「ゆいごん」にあたります。
いごんの遺言
「いごん」は、相続に直接かかわる遺言の場合の読み方です。
相続に直接かかわる遺言とは、「人が、死亡後に法律上の効力を生じさせる目的で、遺贈、相続分の指定、認知などにつき、一定の方式に従って単独に行なう最終意思の表示」のことを指します。
つまり、「いごん」を残す場合は民法に定める法的な書き方のルールに従って作成しなければなりません。
まとめ
上記のように広い意味での遺言を「ゆいごん」と読み、法的な効果のある狭い意味での遺言を「いごん」と読むという使い分けができます。
使い分けはできるのですが、どちらで言っても意味は通じますし、わざわざ訂正するほどのものでもありません。
個人的には「ゆいごん」で統一したらいいのにとも思います。
あくまで豆知識、合コンで話のネタにでもしてください!
今回はこのへんで。