いまさら聞けない謄本と抄本の違い

抄本・謄本

お世話になっております。

今日は急遽午後から津市へ行く用事ができました、名張市から津市までは車で約1時間、、、遠いですね!

県庁所在地まで遠いのは行政書士という仕事柄問題アリですよね?県境在住の行政書士はこの辺どう考えているのでしょうか??

さて、今回は役所へ行くたびに迷ってしまう戸籍や登記簿関連の書類を請求するときに目にする「謄本(とうほん)」と「抄本(しょうほん」についてご説明させていただきます。

役所の窓口で「謄本と抄本どちらが必要ですか?」と聞かれてよく分からず適当に貰ったことはありませんか?(私はあります!)

目次

謄本と抄本の言葉の違い

まず謄本と抄本の言葉の意味から見ていきましょう。

グーグル日本語辞書によると次のようになります

とうほん
【謄本】
原本の内容を全部書き写した(または複写した)文書。

しょうほん
【抄本】
原本である書類の一部を抜書きにしたもの。

役所でとる戸籍や登記簿関連の書類の「謄本」「抄本」も上記の通りの意味で、謄本と抄本の言葉上の違いは、丸写しされているか、一部だけ書き写されているのかの違いになります。

戸籍謄本と戸籍抄本の違いは?

●戸籍謄本 ⇒ 戸籍に記載されている全ての事項の写しとなります(家族全員の情報)

●戸籍抄本 ⇒ 戸籍に記載されている一部の事項の写しとなります(家族のうちの1人の情報)

また、戸籍謄本と戸籍抄本で証明される身分事項について違いはありません。

戸籍謄本だけで事足りる??
どちらが必要かわからない場合は戸籍謄本を取れば大丈夫なのかな?とも思われるかもしれませんが家族の個人情報が載っている書類なので必要ないときは抄本の方がいいです、また、謄本は複数枚をホッチキスなどで留められている場合が多いのですが、これをはずしてしまうと公正な書類として使えなくなってしまう場合もありますので事前に謄本が必要なのかどうかを確認しておいた方が良いでしょう。

 

その他間違えそうな類似の言葉たち

公的文書の種類は謄本と抄本だけではありません、原本・正本・副本などでそれぞれ違いがありますので注意が必要です。

原本
「原本」とはすべての文書で作成者が最初に作成した文書のことで、最も大事な文書のこと。

正本
謄本の一種で法律の規定により特に権限のある者が原本に基づいて作成した文書で、原本と同じ法的効力があるもの。

副本
「副本」とは原本の写しを指しますが、一部を移した「抄本」と違い「正本」の全てを写したもの。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

非常に基本的な知識ではありますが、意外と意識していない言葉の違い、自分の分だけならまだしも他人や家族の個人情報の取り扱いにもなりますので、これを機に覚えておいていただければ幸いです。

 

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