おひとり様の終活・葬儀
お世話になっております。
すこし前になりますが日経ビジネスに『突き進む「ソロ社会」 “結婚式”も葬式も1人で』という記事がありました。
晩婚化と単身世帯の増加に伴い、冠婚葬祭をおひとり様向けにしたサービスが人気になっているそうです。
ソロウェディングやソロ葬といったサービスで日経ビジネスの記事のタイトル通り、結婚式や葬式を一人で行うのだそうです。
非婚化が当たり前になった現代では当然の流れなのかもしれません。
いつからあったのかは分かりませんが、調べてみると多くの行政書士もおひとり様向けの終活・葬儀サービス(ソロ葬)を展開しています。
行政書士の終活・葬儀のおひとり様むけサービス
では行政書士はおひとり様向けにどのようなサービスを提供できるでしょうか?
主に下記の3つがメインになってくると思います。
死後事務委任契約
死後事務委任契約とは、委任者(本人)が第三者(個人、法人を含む。) に対し、亡くなった後に葬儀、お墓、遺品整理、役所の手続きや各種契約の解約、費用の清算など死後に必要なさまざまな手続きを委任する契約をいいます。
遺言の執行
遺言の執行とは、遺言の検認を受け、遺言の効力が発生したあと、遺言書の内容を実行する手続きの事で、遺言執行者は相続人の代表者として、相続開始後に財産目録を作成したり、預貯金や不動産の手続など遺言の執行に必要な一切の行為をする権限があります。
任意後見契約
任意後見契約とは、まだ判断能力があるうちに契約をしておき、将来実際に判断能力が低下したときに、あらかじめ頼んでおいた相手が代理人となって様々な手続きをおこなう契約です。
死後事務委任では死後に葬儀~火葬・納骨まで一括して行うサービスもあり人気とのことです。※基本的に契約なので双方の合意があればどんな内容でも大丈夫です。
まとめ
少子化・非婚化・晩婚化に伴い孤独死や無縁仏といったものも大きな社会問題になっています。
身寄りが無くてもお葬式はしてほしいと思う方も多いでしょうが、頼れる親族や友人がいなかったらそれも叶いません。
突き進む「ソロ社会」なんて寂しい世の中ですが、行政書士はそんな問題にも少しはお力になれそうです。
今回はこのへんで。