行政書士の職印について
お世話になっております。
新政権になって以来ハンコの廃止の推進が度々ニュースになっています。政府の取り組みとしては行政での手続きや企業の取引などの場面で押印を不要にしようという取り組みですね、行政書士業務にもがっつり影響しそう...
我々行政書士にもハンコ(職印)を作ることが行政書士法施行規則にしっかり定められています。
今回はその行政書士の職印についてご紹介させていただきます、行政書士登録準備中の方は是非参考にしてください。
目次
職印について
職印は何でもいいという訳ではなく、一定のルールに従って作製する必要があります。
・サイズ
職印のサイズは単位会ごとに決められています、あまり大きいとバランスが悪くなったり押しにくかったりするのでサイズが自由の場合は一番小さいサイズで作るようにした方がいいと思います。ちなみに三重県行政書士会では18mm角でした。
※必ず作製してしまう前に所属する会に確認しましょう。
・材質
材質についても特に決まりはありません。
「柘植」や「水牛の角」「象牙」「鉱物」を使ったものまでさまざまなものがあります。自分の好みに合ったものでいいと思います。
金額もピンキリで3000円くらいから数万円のものまでさまざまです。一度作ったらそうそう作り直すものでもありませんしお客様の前でも使うものですのであまり安ものではなくそこそこ投資してもいいかと思います。
私は丈夫さと無骨な見た目に一目ぼれしたチタン製の職印にしました。お値段は約一万五千円でした。
※職印は欠けたりすると作り直して再登録が必要になるので丈夫さは重要だと思います。その点チタンは欠けることもなく水洗い可で火にも強い最強の素材です!
・書体、形
書体についても特に規定がなく、「篆書体」「古印体」「印相体」「行書体」など好きなものを選ぶことができます。
私は一番メジャーだと思われる篆書体で作成しました。「行書」体も行政書士的にはアリ?かなと思い結構悩みました。
職印の形は日本行政書士会連合会会則第81条に様式通り作ってください~とあるので「角印」で作製する必要があります。また横書きではなく必ず「縦書き」で「行政書士〇〇(名前)之印」と表記するようにしましょう。
・あたりの有無
あたりについてはあってもなくても正直どちらでもいいと思います。
あたりが無い方が最後にちゃんと確認するとか、あれば押印するとき楽だとか言いますが、プロの行政書士として押印するのですから確認しないで押印するなんてありえないと思います。
どこで購入する??
インターネットか実店舗かになるかと思いますが楽天などで口コミのいい所で買えばいいのではないでしょうか。
印鑑ネット販売大手の印鑑本舗がおすすめです。
まとめ
脱ハンコなんて言われていますが行政書士の業務から職印がなくなるのはまだまだ先のことでしょう。
職印を作ると行政書士になった実感を得ることができ、本当にうれしいので是非最高の職印を作製してみてください!
私が作製した職印の内容をまとめておきますので参考にしてください!
・サイズ
18mm角(三重県行政書士会の規定)
・材質
チタン製(艶消しタイプ)
・書体
篆書体
・あたりの有無
あたりアリで作製しました
・金額
一万五千円
・購入先
ネット通販で購入 印鑑本舗