自賠責保険の名義変更は必要なのか?

自賠責保険

お世話になっております。

自動車の名義変更や住所変更、抹消などをしたら、併せてしなければならないのが自賠責保険の変更です。

この自賠責保険の名義変更ですが、たまに変更しなくても大丈夫と思われている方がいらっしゃいますが(お客様にもたまに聞かれます)、それは半分正解で半分間違いです。

今回は自動車の名義変更などをしたら忘れてはいけない、自賠責保険についてご説明させていただきます。

目次

自賠責保険とは

自賠責保険とは、正式名称を「自動車損害賠償責任保険」と言い、車やバイクによる人身事故の被害者を救済するため、加害者が被害者に支払う義務のある損害賠償額のうち、人身事故に限り一定額の補償がされます。
公道をはしる自動車には自賠責保険の加入が義務付けられています。

自賠責保険は契約した車に付けるもので、所有者に付けるものではありません。
自賠責保険への加入は義務であり、未加入の車を運転すると法令違反となり、罰則が科せられますが、自賠責保険に加入さえされていれば名義変更はしなくても罰則はなく、保険期限が切れていなければ保険金も支払われます。

そのため、自賠責保険の名義人が違う車に乗り続けても問題ないという認識を持つ人が多いのだと思います。

自賠責保険の名義変更をしないとどうなる?

上記のように「保険金が下りるのであれば、面倒な名義変更手続きなんてしなくてもいいじゃん!」と考える方もいるかと思います。実際にはどんな不都合が考えられるでしょうか?

 

①保険金は下りるが手続きに時間がかかるかも?
自己を起こしてしまったとき名義人と運転者が一致しないと、名義違いを指摘され、場合によっては自動車の譲渡があったことの証明を求められる可能性があります。

②保険会社から更新の通知が届かない
自賠責保険証なんて普段車の中に入れっぱなしで、わざわざ確認することはあまりないと思います。
名義変更をしていないと名義人の住所に自賠責保険更新の通知が届きますので、保険の期間切れに気が付かないまま乗ってしまうかもしれません。

自賠責保険の名義変更はめちゃくちゃ簡単!

名義変更というと面倒な印象を抱く方も多いかと思いますが、保険会社が相手なのですごく親切に対応してくれます。

名義変更は各保険会社の営業所の窓口でできます。(コロナウイルスの影響により、現在は窓口ではなく郵送での手続を推奨している保険会社が多数です。各保険会社へ事前にご確認をお願いします)

必要書類
①自賠責保険証明書 
②自賠責保険承認請求書(または譲渡人と譲受人の印鑑)
③譲渡意思の確認ができる書類(名義変更済みの車検証) 等

※こちらは一例です、保険会社によって異なる可能性があります、こちらも事前確認をお願いします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

自賠責保険の名義変更はすぐに行わなくても直ちに問題が発生するものではありません。

しかし、こういうものは対策をしていないときに限ってトラブルが発生するものです、できれば自動車の名義変更をしたときは併せて自賠責保険の手続きもするようにしましょう!

今回はこのへんで。

 

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